多重債務解決>「特定調停」のメリットとデメリットをご紹介します！

債務整理の方法の一つである「特定調停」とは、
裁判所を介して行う任意整理と言えます。
ただし、特定調停の場合は債務者本人が裁判所に
行く必要があります。
しかし、費用は安く抑えることが可能で、債権者の
協力も比較的得やすいかもしれません。
特定調停では、利息を利息制限法に基づいて
計算し直し、過払い分は元金に充てられます。

借り入れ期間が長いほど過払い金も多くなるので、
場合によっては残りの債務がすべてなくなることも
あります。
しかし、債務額が非常に高い場合や、収入が極端に
低い場合は、特定調停が受けられないケースも
ありますので、事前に十分に確認して下さい。
特定調停を申し立てると、その間は取り立てや返済が
一時的にストップされます。
また、交渉は調停委員が行うので、債務者本人と
債権者が直接話し合う必要がありません。

他にも、和解成立後に残った債務には利息が
付かない、というメリットもあります。
一方、和解後の返済を２回連続で怠ると強制執行に
踏み切られるので気をつけて下さい。
また、任意整理のような過払い金の返還は
期待できません。
他にも、信用情報機関のブラックリストに数年間
記載されるというデメリットもあります。